Tomohiko Sugino

烏と南瓜(Recompose)

for Ten. (2022)

藤井清水(1889-1944)は、民謡の楽譜化に尽力した作曲家である。同タイトルである藤井清水の作品も、民謡を土台にした民族色の濃い作品となっている。
  拙作は、住原君が主催した「藤井清水作品演奏会」のために作曲された曲である。住原君より提示された「もし藤井清水が、現代に生きていたらどんな作品を書くか。」をテーマに、リコンポーズ(再作曲)した。民族的なリズム、特徴的な旋法、ジャズのスキャット唱法など、海外をルーツとする要素を取り込んだ。

初演:2022年 KIYOMI Fes.
Ten.;住原春樹 Pf.:山梨晴也