Tomohiko Sugino

【アーカイブ】聴常現象 Vol.1


個展「聴常現象 Vol.1」のダイジェスト後半のダイジェスト映像を公開しました。

個展特設サイト

1.《聴常現象Ⅰ》〈 習作Ⅰ- マリンバの肖像Ⅰ- 〉
2.《牧神の午後への前奏曲》with my audiogram
3.《弦楽四重奏 第6番》with beethoven′s audiogram
4.《 聴常現象Ⅲ 》〈 習作Ⅰ – オーボエの肖像Ⅱ – 〉


僕は「感音性難聴」というハンディキャップを3歳から抱えて生きている。音楽は、5歳からはじめた。
 僕の作曲スタイルは大きく2分される。1つは、委嘱やコラボレーションなどにより、共同で作曲された作品。もう1つは、《聴常現象》と題される自身の聴こえについての作品である。《聴常現象》は、大学4年次から始めた連作である。
 現在、《聴常現象》は、大学院での研究「聴覚障がいをもつ作曲家が、そのハンディキャップを生かす方法」の一環として行っている。

 今回発表する《聴常現象》の新作は、研究のために精密な聴力検査を実施し、可聴域や両耳聴など、聴こえを要素ごとにわけ、応用した作品である。それらの作品は、本公演後半にて演奏する。

本公演前半では、委嘱作品を中心に、ゲストアーティスト、春木孝太との共作も発表する。また、同じくゲストアーティストの内藤光穂のパフォーマンスは、演奏会中、終始行われる。